shintomyの備忘録

Pythonを用いた画像解析,データ分析を書く予定です.たまにテニスや映画などの趣味についても書くかも.

Zoom飲みでできる!!ジャストワン風協力型お題推測ゲームを作ってみた

はじめに

私は、ボードゲームが好きだ。

ビールを飲みながらボードゲームをしている瞬間が至福だ。

 

しかし、コロナウイルスの影響によって直接会ってボードゲームをすることが難しくなっている。

Zoomでもボードゲームを出来無いかと試したが、市販のボードゲームは直接集まってプレイすることが前提で作られているため、どうしても違和感があった。

そこで、Zoomとの親和性の高い、Webブラウザでできるゲームがあれば違和感は消え、面白いのでは無いかと考えた。

お題を推測して当てるシンプルなゲームを作成した。

名前は、ポレゲスだ。

ゲーム自体は、ジャストワンに似たゲームである。

今回は、そのゲームの概要や実装方法などをまとめていこうと思う。

 

参考

【ゲーム紹介】ジャスト・ワン (Just One)|同じヒント禁止!お題の正解数を競う協力ワードゲーム!! | ニコボド|ボードゲームレビュー&情報系ブログ

 

ジャスト・ワン 完全日本語版

ジャスト・ワン 完全日本語版

  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

作ったもの

お題をヒントから当て、みんなで高得点を目指す協力型のゲームポレゲスを作った。

回答者は、プレイヤーの提示するヒントとシステムが提供するスペシャルヒントからお題を当てる。

例えば、プレイヤーの提示するヒントが「ウィンブルドン」、「ボール」、「王子様」、「錦織圭」のときに、それらのヒントの共通項は「テニス」なので回答者はお題が「テニス」と推測することができる。

このように、回答者がお題を推測できるようなヒントをプレイヤーが考えてあげることがこのゲームの肝である。

スペシャルヒントを使うともう一個ヒントを見ることができる。

 

スペシャルヒントを使わずに正解すると2点、スペシャルヒントを使って正解すると1点、不正解だと-1点になる。

合計8回繰り返し、チームの合計得点を最大化することを目指します。

 

ただし、以下の2点の制約がある。

①ヒントはお題の「表記違い」「外国語/方言」「同系」「造語」「同音異義語」はNG

例)お題がテニスの時は、「てにす」、「庭球」、「tennis」はNG

 

②プレイヤー間でヒントが重複したときはヒントが無効

 

ブラウザで遊べるシンプルなWebアプリケーションとなっている。

以下のURLから無料で遊ぶことができる。↓

Zoomで出来るリモートボードゲーム!協力型お題推測ゲーム ポレゲス

 

遊び方
  • 問題数:1回のゲームでお題は8問。
  • ゲーム人数:3~8人
  • 準備するもの(ホスト):パソコン、紙、ペン
  • 準備するもの(ユーザー):紙、ペン
  • プレイ時間:20~40分
遊び方動画 


【ポレゲス】Zoomで出来るリモートボードゲーム!協力型お題推測ゲーム

 

実装内容(技術)

システムアーキテクチャとしては、flask+heroku+sqlie3を使って実装した。

flaskを用いたWebアプリケーション作成は初めてだったので、以下のチュートリアルをベースに作成していった。

また、UIとUXを大幅に更新した第二弾からはが積極的にコミットしてくれたので、認識の齟齬をなくすためにAdobe XDで、ワイヤーフレームを作成した。

レスポンシブ化も気合でやってくれた。

flask.palletsprojects.com

www.adobe.com

 

兼ねてからの憧れの独自ドメインもお名前.comを利用して700円ほど課金して取得した。また、herokuの方にも課金する必要があったので700円ほど課金した。課金するとSSLの運用を自動化してくれるACMも使うことができた。www.onamae.com

お題

350個気合で考えた。一番しんどかった。

レベル分けも直感で振り分けた。

今後、プレイヤーが増えてきたら正誤の数によって精緻化していきたい。

スペシャルヒント

word2vec

Wikipediaコーパスとしてmeacb+word2vecを使えば、結構近いヒントが得られるのでは無いかと思い、学習させて試してみた。

スペシャルヒントの意味の近さの%はこれが元になっている。

結果としては10個中1個程度くらいしかきちんとしたヒントとして使えなかった。

ただ、たまにとてもハッとするようなヒントも予測してくれた。(笑)

例)お題「帰宅難民」→ヒント「第二の災害」

ランサーズ

word2vecがそこまで使えないことが分かったので、人的リソースに頼ることにした。

ランサーズと言われるクラウドソージングサイトで、350語のスペシャルヒントを発注した。プロジェクト形式にしたところ30件ほど応募が来たので1500円程度で2名にお願いすることができた。

1日で両名とも納品され、質もバッチリだったので非常に満足している。ただ、選定するのが少し面倒だった。www.lancers.jp

ユーザー数

GoogleAnalyticsを導入しているが、ユーザー数は日次で5~70人の訪問数がある。

Google Search Consoleを見たところ、「リモートボードゲーム」で検索してたどり着いているユーザーが多いようだ。

感想

友人や家族と「ポレゲス」をプレイしてみたら、十分面白くて満足だった。

ただ、ビールを飲むと全然ヒントが考えられない。。

今後の展望

ブログやゲーミングプラットフォームに載せることで日次で100人は継続して、訪問してもらえるようにしたい。

また、Youtuberにも使って行ってもらい、プレイ動画などを上げていってもらいたい。

余談

Google Adsenseは落ちました。